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社長業を極めるためのカリキュラムについて、「日本的経営のリニューアル」という視点から紹介します
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2011年01月14日(金)更新
社長と社風
●年明け早々から、寒さが一段と厳しくなっているようです。
年初に、群馬県に出向きました。当初は温泉目的だったのですが高崎市の経営者団体から講演依頼が入ったため、仕事も兼ねることになりました。
高崎に到着し市内散策に出たところ、あまりの強風にくしゃみを連発してしまいました。マツモトキヨシで薬を買ってから思い出しました。ここは上州「からっ風」の本場だったのです。
●上毛三山から吹き下ろす風は想像以上だったのですが、「風」といえば、「風」にまつわる単語が日本にはたくさんあります。
風味、風貌、風格、風習、風俗、風評、風説、校風、家風、社風・・・という具合。
「風」という文字を明鏡国語事典で調べてみると「様子、様式、やり方、しきたり、流儀」というような意味でした。
●社長の場合、一番気になる「風」といえば、やはり「社風」でしょう。
好ましい社風を作っていきたいものですが、大会社と中小企業、はたして社風が強いのはどちらだと思いますか?
少し古い資料ですが、2005年の『中小企業白書』で興味深いデータがあります。従業員規模別に企業風土の形成にどれだけ社長が強い影響を与えたかを調べたものです。
回答は次の三つでした。
A・・代表者の人柄、考え方が影響した社風が表れている
B・・代表者の人柄、考え方とは関係ない社風が表れている
C・・社風のようなものはない
として、調査結果は次のようなものでした。
従業員数 A B C 合計
20名未満 69.8% 9.2% 21.0% 100.0%
21名~50名 76.5% 11.7% 11.7% 100.0%
51名~100名 77.5% 11.2% 11.3% 100.0%
101名~300名 78.1% 13.1% 8.9% 100.0%
301名以上~ 81.3% 13.4% 5.3% 100.0%
●規模が小さい会社ほど社長の個性が強く表れるように思っていたのですが、実態は逆でした。企業規模が大きいほど代表者の人柄がストレートに社風に表れているのです。視点を変えれば、代表者の個性が強いからこそ大きな会社になったと言えなくもないでしょう。
●社長は「からっ風」ほど強い風を吹かさなくても良いのでしょうが、規模の小さい会社はもっともっと個性を前面に出していきましょう。ご自分の思いを「理念」や「ビジョン」としてカタチにして発表することが肝心だと思います。そのことに遠慮はいりません。
年初に、群馬県に出向きました。当初は温泉目的だったのですが高崎市の経営者団体から講演依頼が入ったため、仕事も兼ねることになりました。
高崎に到着し市内散策に出たところ、あまりの強風にくしゃみを連発してしまいました。マツモトキヨシで薬を買ってから思い出しました。ここは上州「からっ風」の本場だったのです。
●上毛三山から吹き下ろす風は想像以上だったのですが、「風」といえば、「風」にまつわる単語が日本にはたくさんあります。
風味、風貌、風格、風習、風俗、風評、風説、校風、家風、社風・・・という具合。
「風」という文字を明鏡国語事典で調べてみると「様子、様式、やり方、しきたり、流儀」というような意味でした。
●社長の場合、一番気になる「風」といえば、やはり「社風」でしょう。
好ましい社風を作っていきたいものですが、大会社と中小企業、はたして社風が強いのはどちらだと思いますか?
少し古い資料ですが、2005年の『中小企業白書』で興味深いデータがあります。従業員規模別に企業風土の形成にどれだけ社長が強い影響を与えたかを調べたものです。
回答は次の三つでした。
A・・代表者の人柄、考え方が影響した社風が表れている
B・・代表者の人柄、考え方とは関係ない社風が表れている
C・・社風のようなものはない
として、調査結果は次のようなものでした。
従業員数 A B C 合計
20名未満 69.8% 9.2% 21.0% 100.0%
21名~50名 76.5% 11.7% 11.7% 100.0%
51名~100名 77.5% 11.2% 11.3% 100.0%
101名~300名 78.1% 13.1% 8.9% 100.0%
301名以上~ 81.3% 13.4% 5.3% 100.0%
●規模が小さい会社ほど社長の個性が強く表れるように思っていたのですが、実態は逆でした。企業規模が大きいほど代表者の人柄がストレートに社風に表れているのです。視点を変えれば、代表者の個性が強いからこそ大きな会社になったと言えなくもないでしょう。
●社長は「からっ風」ほど強い風を吹かさなくても良いのでしょうが、規模の小さい会社はもっともっと個性を前面に出していきましょう。ご自分の思いを「理念」や「ビジョン」としてカタチにして発表することが肝心だと思います。そのことに遠慮はいりません。