ページ内リンク

ページ本文

プリント用ヘッダー
 次ページ

2010年09月03日(金)更新

上機嫌

●・・・最近一番ビックリしたのは、弟のセージが何も見ずに『約款』という漢字を書いているのを目撃したこと。で、その次にビックリしたのは、文脈から考えて奴がその『約款』を「どれい」という意味で使っていたこと。
・・・

という書き出しで始まるゲッツ板谷の『板谷バカ三代』(角川文庫)は、とにかく楽しいです。

●家が焼けようが、じいさんが死のうが、自宅の風呂桶で鯉を飼おうが、とにかくこの家庭はなにがあっても異様に明るいのです。
普通の人なら嘆きかなしみ、落ち込み、失意の底に沈むようなことですら、突き抜けて明るい。
ご本人たちいわく、「バカだから」となるが、ここまでバカに徹しきれるのはスゴイです。

"上機嫌"...の続きを読む

2010年08月27日(金)更新

安心領域の破壊

●"私は毎朝○時に起きています"とか、"私は毎日こんな修行を積んでいます"などと人に吹聴しないほうが良いでしょう。なぜなら、「陰徳あれば陽報あり」、つまり良いことはひっそりとやるから報われるものであって、あまり自分の努力を吹聴すると、「すごいね」と誉められることによって報いが完了してしまうからです。

●では、ひっそりと何をやるか?

できれば、自分自身に対してもっともインパクトの大きいことをやりましょう。それは、誰もが持っている「自らの安心領域(コンフォートゾーン)を脱出する」作戦を開始することです。

●人は無意識のうちに自分の殻(心地よい世界・安心領域)に閉じこもろうとします。
その領域内にいれば、心地良くて安心して自分らしく過ごすことができます。しかし、そこは心地よいがゆえに、なかなかその外側には出たいと思いません。その結果、なかなか進歩成長できないのです。

"安心領域の破壊"...の続きを読む

2010年08月13日(金)更新

辞令を自分で書く

●甲子園で全国高校野球大会が始まりました。この大会からも将来、プロ野球で活躍しファンに夢を与える選手が出てくるのでしょう。プロの世界で活躍し続けるためには、素質の良さに加えて、それに磨きをかけるための練習が好きな選手でないと通用しません。
そこを見抜くのもスカウトマンの腕のみせどころ。


●ファスナー大手・YKKの創業者・吉田忠雄氏(1908~1993)は、晩年になってからも「私は人を見る目がない」と周囲に語っていました。なぜなら、お世話になった方から推薦状までもらって鳴り物入りで入社した優秀な学生がパッとしないままサラリーマン人生を終えていくのを何人も見てきたからだそうです。その反対に、入社当時はまったく目立たなかった若者が、やがてグイグイと頭角を現し会社の大黒柱になっていく。そうした実例を何度も見てきた吉田氏は、「私は人を見る目がない」というのです。


"辞令を自分で書く"...の続きを読む

2010年08月06日(金)更新

今の自分で勝負

「女(男)だったら、今の自分で勝負しな」 (フジTVドラマ『ショムニ』で江角マキコ演じる坪井千夏のセリフ)

●15年前、絶世の美女だったころの写真を見せるA子。

「うわぁキレイ」「この子、誰?」などと周囲を騒がせつつも、内心では、色気が失せてしまった今の自分に嫌気がさしていたA子。そんな彼女に向かって江角マキコが放ったセリフが冒頭の言葉です。
やがてA子は昔の自分ではなく今の自分で勝負しようと変身していきます。その結果、ついにA子に求婚者が・・、というハッピーエンド。

●ビジネスだってA子と同じです。
「昔の名前で出ています」ではなく、今の我社で勝負しましょう。昔の私ではなく、今日の私で勝負しましょう。社長とか部長、課長といった社内の役職は名誉職ではなく現役職です。現役とは今の自分で勝負できる人のこと。その役職には社内で今もっともふさわしい人が就かねばなりません。

"今の自分で勝負"...の続きを読む

2010年07月30日(金)更新

社長が考えていること(2)

●前回のブログでは、中小企業の社長が今考えていることのリストをご紹介しました。今日はその続編をお届けしたいと思います。

<社長が今考えていること 後編>

■組織とコミュニケーション関係

・会議体系が整備され、会議が機能する組織でありたい
・京セラ流コンパのような上手な飲み会をやって社員と腹をわって語り合う
・「オフサイトミーティング」が活発に行われる会社にしたい
・自分になりかわって汚れ役を買ってくれるような幹部がほしい
・社員と【Wish List】を共有したい
・明るくて楽しくて活気ある会社にしたい
・事業部ならびに個人毎にP/LとB/Sが出る体制を敷き、報酬還元する
・決算内容を社内にオープンにし、「自分たちの会社」と感じてもらうようにする
・前もって決めた基準に沿って昇給や賞与を決めていきたい
・ノー残業デーを会社で決めるか、個人ごとに決めるなどして早く帰宅できる日を増やす
・一週間以上の長期休暇が取れる会社にしたい
・5年に一回は一ヶ月休暇を取らせてやりたい
・整理整頓とあいさつが行き届いた会社にする
・税務調査が入っても何の問題もない会社にしたい
・妻の仕事(経理)を減らし、家事に専念できるようにしてあげたい
・ドリンクやフルーツ、菓子類がいつでも誰でも無料な会社にする
・クリーニングや買い物など社員の私用を全部請け負うサービス体制
・社員に感動やサプライズがある会社にしたい
・社員が自宅に帰ってからも会社の自慢ができるような会社にしたい
・社員の子供が入社する会社にしたい

"社長が考えていること(2)"...の続きを読む

2010年07月23日(金)更新

社長が考えていること(1)

●「考える」ことと「悩む」ことには、はっきりとした違いがあります。「考える」という行為は生産的であるのに対し、「悩む」という行為には非生産的な響きがあります。
なにかを生みだそうと紙と鉛筆(またはパソコン)を手にして考えることが大切です。書いて書いて書きまくっていくと、やがて指が勝手に考えてくるようになります。

●先日の「海の日」の連休を利用して『社長のための計画合宿』を名古屋で開催しました。15人の社長が自社の経営理念や経営戦略を紙に落とし込んでいきます。一泊二日とはいえ、正味10数時間はアッという間に過ぎてしまいます。

そんな合宿の過ごし方をみていると、生産的な社長は書きまくって考えていますが、生産的でない社長は腕組みをし、虚空を見上げながらウンウンとうなっています。

●すでにあらゆる社長が、あらゆる問題について考えてきました。そうした先人の知恵を活用し、いただけるアイデアはどんどん吸収していけば良いのです。

"社長が考えていること(1)"...の続きを読む

2010年07月16日(金)更新

士の心

●山口県萩市にある「松下村塾」跡地、今の松陰神社には毎年一回は訪れています。ここにくるだけで、自分の志が問われるようで、厳粛な気持ちになれるからです。
志というものは、何かになろうとするために作るものではなく、いかにあるべきかの基準を定めることのほうが大切なのだと思います。

●吉田松陰が叔父・玉木文之進の嫡子、毅甫(きすけ)の元服に際して贈ったことばがあります。このときの文章がのちの松下村塾の士規七則につながっています。

1.およそ生をこの世に受けて人となったからには、人が禽獣(きんじゅう)と異なるゆえんをしらなければならない。思うに人には五倫がある。そのうち君臣、父子の道が最も大切である。だから人の人である真面目は、忠孝を根本とすることにある。

2.およそ皇国に生まれたからには、わが国が世界各国より尊いわけを知っていなければならない。思うに、皇室は万世一系であり、士や大夫は代々禄を受け地位を継いでいる。
君主は人民を養い、祖業を継がれ、臣民は君主に忠義を尽くし、もって父の志を継いでいる。君民一体、忠孝一致、これはわが国だけの特色である。

"士の心"...の続きを読む

2010年07月09日(金)更新

海援隊約規に学ぶ

●「海援隊の約規は実に簡素なものである。事細かな規則など必要ない。我々は天を翔ける鶴、その飛ぶ所にまかす。鳥かごの中に入るものではない」と龍馬が書いているように、海援隊の約規はとても短いものです。その原文と武沢訳の両方をお届けしましょう。

【海援隊約規 原文】

一.凡嘗テ本藩(土佐)ヲ脱スル者及佗(他)藩ヲ脱スル者、海外ノ志アル者此隊ニ入ル。
  運輸、射利、開柘(拓)、投機、本藩ノ応援ヲ為スヲ以テ主トス。
  今後自他ニ論ナク其志ニ従ッテ撰入之。

二.凡隊中ノ事一切隊長ノ処分ニ任ス。敢テ或ハ違背スル勿レ。若暴乱事ヲ破リ妄謬害ヲ引ニ至テハ隊長其死活ヲ制スルモ亦許ス。

三.凡隊中忠難相救ヒ困厄相護リ、義気相責メ条理相糺シ、若クワ独断果激、儕輩ノ妨ヲ成シ、若クハ儕輩相推シ乗勢テ他人ノ妨を為ス、是尤慎ム可キ所敢テ或犯ス勿レ。

"海援隊約規に学ぶ"...の続きを読む

2010年07月02日(金)更新

酒を飲むのも仕事

●サッカー日本代表の活躍で、支持率がV字回復した岡田武史監督。思いきった選手起用と自分達はやっぱり弱いんだという前提で泥臭い戦い方をしたのが功を奏しているようです。
この原稿を書いている段階ではまだ決勝トーナメント初戦(パラグアイ戦)が始まっていないので先行き不透明ですが、どこかの段階で祝勝会かご苦労さん会をやるでしょう。そんな時の酒は本当に美味いだろうと思います。これぞ勝利の美酒というもの。

●昔、戦国時代のある名将は戦に大勝し、部下に酒を振る舞おうとしましたが酒が足りなかった。そこで、酒を川に投じてみなでそれを汲んで飲んだといいます。川水で酔うわけがありませんが、名将の思いやりに部下は酔いしれたことでしょう。

●「福」を分かち合うということを「分福」といいます。一方、「福」を将来のために取っておくことを「惜福」といいます。
うまい酒はみんなで分かち合って飲もう!というのが「分福」で、うまい酒は一晩で飲まず、毎晩一人でチビチビやろうというのが「惜福」なのです。どちらも大切ですが、リーダーにふさわしいのは「分福」の方でしょう。

"酒を飲むのも仕事"...の続きを読む

2010年06月25日(金)更新

ある母の手紙

●今から100年ほど前の明治45年、ある母親がアメリカにいる息子に宛てた手紙をご紹介しましょう。
この母親は幼いうちに両親と生き別れ、子供のころから働きに出たため、学校も満足に出ていませんでした。手紙には誤字も多いし句読点のうち方もヒドイ。でも息子の心をとらえてはなさしませんでした。そして、後に出世した息子の記念館にいまもこの手紙の実物が保存され、それを見た私の心まで打ってしまいました。

・・・
おまイのしせ(出世)にわ、みなたまけ(驚ろき)ました。わたくしもよろこんでをりまする。
なかた(中田)のかんのんさまによこもり(夜篭り)をいたしました。

"ある母の手紙"...の続きを読む

 次ページ
プリント用フッター
 

ブログ情報