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社長業を極めるためのカリキュラムについて、「日本的経営のリニューアル」という視点から紹介します
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2011年06月03日(金)更新
インドでの気づき
●私には、「ぜひとも行きたい外国ベスト50」というリストがあります。すでに訪問したことがある国(14カ国)は除外し、これから行きたい国の名前が羅列され、その横に行きたい都市や食べたいもの、見たいものなどのメモが書かれています。
●そのリストに入っていなかった国・インドに、2005年2月、縁あって行くことになりました。
「がんばれ社長!」メルマガの広告主でもあり、私が愛用している「マンダラ手帳」の開発者でもある松村寧雄先生。
先生が開催される『仏陀ゴールデンロード、悟りの旅』に "一緒に行きませんか" とお誘いいただいたのです。
●「今回は数年ぶりの開催です。次回はいつになるか分かりません」と聞けば、最初で最後のインド行きのチャンスになるやもしれず、その場で参加申込みを決断しました。
2005年といえば、今からみれば業績は絶好調で東京にもオフィスを新設した年です。仕事がどんどん増えるので、新卒学生の求人も始めたころでした。しかし、そのころの私は、とにかく悩みが多く、「悟りの旅」という副題にある「悟り」が欲しくてたまりませんでした。
・なぜ、私は毎朝寝坊してしまうのか
・なぜ、自分で決めたことが守れないのか
・なぜ、予定外のことをやるのか
・なぜ、子供や家族は思い通りにならないのか
・なぜ、私は愛欲の欲望に負けるのか
・なぜ、自分は老けるのか
・なぜ、自分は太ってしまうのか
・なぜ、大食い・大酒してしまうのか
・なぜ、体力が落ちるのか
「それって更年期障害でしょ」と家内は冷やかしましたが、とにかく心が何かを渇望していたのです。
●だからこそ「心のシステム」を理解し、それを自在にあやつることが出来るようになりたい。誘惑を退けられるようになりたいし、苦悩や葛藤からも解放されたい。
そういう意味において、『仏陀ゴールデンロード、悟りの旅』への参加は、これからの人生の大きな転換点になるかもしれないと期待していました。
●参加者は、主催者含む14名。
2500年前、ブッダが歩んだ悟りへの道をあえてそのまま歩むことで、我々一行も「悟り」というテーマをずっと維持することができたように思います。
●結論から申し上げます。
第一の結論:「インドに行っただけでは答えは見つからない」
インドに行けば何とかなると、バックパッキングで出かける学生もいるが、インドの景色をどれだけたくさんながめても答えはありません。インド人にどれだけ接し、会話しても答えはないのです。もちろんおいしいカレーやナンをどれだけ食べても答えはないです。
●第二の結論:「今回の旅は、人生屈指の旅になった」
主催者であり講師でもある松村寧雄先生(クローバ経営研究所)が開発された、ブッダの叡智を人生や経営に活かすためのテキスト&講義に私の悟りへの回答がありました。
このテキストと講義が日本ではなく、インドで行われたからこそ、臨場感バツグン、効果万倍のセミナーになったのでしょう。
●私の場合、まだまだ"悟り"とは呼べないかもしれませんが、先に掲げた多くの「なぜ・・」に対する答えを見つけ、打開策のヒントをつかむことができました。これは大きい。余りにも大きな収穫なのです。
●第三の結論:「これからが始まり」
インド旅行は終わりましたが、悟りへ本当の旅はそのときから始まりました。どのようにして悟りへの修業を継続実行してゆくか。
それは、日常の修業にあります。
今この瞬間瞬間、自らに関心を集中することや、八正道、六波羅蜜などブッダの教えの中に今日の私たちが応用できる叡智と実践プログラムがたくさんあるのです。
●このインド旅行では、偶然とは思えない奇妙な出会いがありました。
それは、14名の参加者のお一人が広島の禅僧であり、全国でも有名な座禅指導者の方だったのです。しかも北海道から参加されていたO弁護士ご夫妻は、このインド旅行をきっかけにして、今でも交友させていただいています。
●帰国直後、私は一週間かけて広島の禅僧の寺で参禅修業しました。
悟りというにはおこがましいまだまだ小さい「気づき」程度のものですが、心の問題は必ず解決できると確信をもつことができました。
その日以来5年、「クローバ経営研究所」の松村寧雄先生の月例セミナーに毎月通うようになり、その確信がますます深まっているのです。
★クローバ経営研究所 http://www.myhou.co.jp/seminar/mandala_series.php