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経営理念はコロコロ変えてもいい

投稿日時:2007/11/30(金) 14:52rss

●経営理念が大切だとわかってはいるが、なかなか作れない。そんな経営者ほど、経営理念というものをむずかしく考えているようです。そんなときは肩の力を抜いて、以下の質問に答えてみてください。

1.私は、何のためにこの会社を経営しているのだろうか?
2.私は将来、この会社をどんな会社にしていきたいのか?
3.私が大切にしている価値観や信条、座右の銘って何だろう?
4.私は一緒に働く社員のためにどのようなことをしてあげたいのか?
5.わが社は誰に対して、どのようにお役に立ちたいのか。顧客からどう評価されたいのか?
6.取引先や金融機関、地域社会や国家、地球に対して、どのような貢献ができるだろうか?
7.他社の経営理念やスローガン、キャッチコピーなどで気に入っているのはどんなものか?

可能な限り自分の言葉で、これらの質問に率直に答えてください。テストの模範解答を考えるようにきれいに作文しすぎるのはいけません。、建前が強く出すぎて、経営理念も表面的なものになってしまいます。

●次に、インターネットを使って他社の事例を検索しましょう。たとえば、「独自の経営理念」とか「ユニークな経営理念」などのキーワードで検索したり、気になる会社の経営理念を片っ端からチェックするのも参考になります。そうした中から、感銘を受けた言葉や文章表現をメモしておくのです。

●こうした作業をすることで、だいたい1時間以内には独自の経営理念を作成することができるでしょう。これは机上の空論ではなく、何百、何千もの経営者が実証済みの方法ですから、自信をもってやってみてください。

●それでも作れないという人は頭が硬直しすぎています。生真面目すぎる人ほど「経営理念は変えるものではない」という思い込みにより、立ち往生してしまいます。そのような人には、次のようなアドバイスを送ります。

「経営理念はコロコロ変えるものです。コロコロコロコロ変えてください。毎月、毎週、いや毎日変えてください」というものです。つまり「2008年上半期経営理念」とか「2007年12月度経営理念」「2007年12月5日経営理念」といった、期間限定の経営理念を作ってみるのです。これならば、後で作り変えることが前提になっているので気軽にできるはずです。

●こうした作業をくり返していくと、そのうちに「これは変えたくない」という文章表現やフレーズが見つかってくるはずです。そうすることで経営理念が完成していくのです。

●私の会社は「有限会社がんばれ社長」といいます。経営理念も「がんばれ社長!」ですし、私個人の人生も「がんばれ社長!」をやるために生まれてきたと思っています。そこまで思えるようになったのは、実はこの数年のことです。というのは、毎日毎日メルマガを書き、その行為自体が理念の実践になるので、「がんばれ社長!」という信念が深まってきたということなのです。

●理念は一時間もあれば余裕で作れるので、作り終えたら反復しましょう。写経のように、毎日理念を書くのです。そして、実際の仕事や生活習慣と理念を何らかの形でリンクさせ、より深めていくことが重要なのです

ボードメンバープロフィール

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武沢 信行氏

1954年生まれ。愛知県名古屋市在住の経営コンサルタント。中小企業の社長に圧倒的な人気を誇る日刊メールマガジン『がんばれ社長!今日のポイント』発行者(部数27,000)。メルマガ読者の交流会「非凡会」を全国展開するほか、2005年より中国でもメルマガを中国語で配信し、すでに16,000人の読者を集めている。名古屋本社の他、東京虎ノ門、中国上海市にも現地オフィスをもつ。著書に、『当たり前だけどわかっていない経営の教科書』(明日香出版社)などがある。

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