武沢信行の「社長の学校・事始め」 | 経営者会報 (社長ブログ)
社長業を極めるためのカリキュラムについて、「日本的経営のリニューアル」という視点から紹介します
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Thank you と I love you、I need you
●社会人になってすぐのころ、職場の先輩から「武沢、サンキュー上手になれよ」と教わったのを思い出します。「サンキュー上手ってなんですか?」と聞くと、“気持ちよくお礼を言える人間になれ”ということでした。そのためには、「少なくともお礼は三度言え」とまで言われました。
●たとえば、夕食をご馳走になったとき、一度目はその場でお礼を言う。二度目は翌朝、会社で会ってすぐにお礼を言う。三度目は後日何かの会話のときにさりげなく「そういえば、あそこの唐揚げうまかったですね」とご馳走になった話題をする。そこまでされると先輩から、「こいつは、おごり甲斐があるヤツだな」と可愛がられます。「周囲から引き立てられる必要がある若者は、サンキュー上手になってナンボ」と教えてくれた先輩に、今も感謝しています。
●それから10年たって結婚したときには、「サンキュー上手だけでなく、アイラブユー上手にもなろう」と心に決めました。でも、これはなかなかうまく言えませんでした。
●「アイラブユーって先週言ったでしょう。だから今日は言う必要はないんだ」という理屈は通らないとはわかっていても、そうそう言えるものではありません。本当は「 I love you 」の気持ちが変わっていないかぎり、惜しまずに今日もそれを言葉で伝えるべきなのかもしれません。受け手にとって、愛情メッセージは満たされた瞬間に消滅し始め、すぐに飢えてしまうもので、たえず補給が必要なビタミンのようなものです。
●しかし、与える側はどうでしょう? 四六時中「 I love you 」と言えるものではありません。ですから、言葉と態度でそれを表そうとしました。
●それから10年たって40歳で経営コンサルタントとして独立し、会社を作りました。初めて採用したアルバイトは女性でした。職場で「アイラブユー」と言うわけにはいきませんから、「アイニードユー(I need you)」という気分で仕事をお願いしました。
●今、オフィスには私を含めて5人が働いていますが、「サンキュー、アイラブユー、アイニードユー」という気持ちを忘れないようにしています。同時に、スタッフから「サンキュー、アイラブユー、アイニードユー」と言われる自分でいたいとも思っています。
●たとえば、夕食をご馳走になったとき、一度目はその場でお礼を言う。二度目は翌朝、会社で会ってすぐにお礼を言う。三度目は後日何かの会話のときにさりげなく「そういえば、あそこの唐揚げうまかったですね」とご馳走になった話題をする。そこまでされると先輩から、「こいつは、おごり甲斐があるヤツだな」と可愛がられます。「周囲から引き立てられる必要がある若者は、サンキュー上手になってナンボ」と教えてくれた先輩に、今も感謝しています。
●それから10年たって結婚したときには、「サンキュー上手だけでなく、アイラブユー上手にもなろう」と心に決めました。でも、これはなかなかうまく言えませんでした。
●「アイラブユーって先週言ったでしょう。だから今日は言う必要はないんだ」という理屈は通らないとはわかっていても、そうそう言えるものではありません。本当は「 I love you 」の気持ちが変わっていないかぎり、惜しまずに今日もそれを言葉で伝えるべきなのかもしれません。受け手にとって、愛情メッセージは満たされた瞬間に消滅し始め、すぐに飢えてしまうもので、たえず補給が必要なビタミンのようなものです。
●しかし、与える側はどうでしょう? 四六時中「 I love you 」と言えるものではありません。ですから、言葉と態度でそれを表そうとしました。
●それから10年たって40歳で経営コンサルタントとして独立し、会社を作りました。初めて採用したアルバイトは女性でした。職場で「アイラブユー」と言うわけにはいきませんから、「アイニードユー(I need you)」という気分で仕事をお願いしました。
●今、オフィスには私を含めて5人が働いていますが、「サンキュー、アイラブユー、アイニードユー」という気持ちを忘れないようにしています。同時に、スタッフから「サンキュー、アイラブユー、アイニードユー」と言われる自分でいたいとも思っています。
ボードメンバープロフィール
武沢 信行氏
1954年生まれ。愛知県名古屋市在住の経営コンサルタント。中小企業の社長に圧倒的な人気を誇る日刊メールマガジン『がんばれ社長!今日のポイント』発行者(部数27,000)。メルマガ読者の交流会「非凡会」を全国展開するほか、2005年より中国でもメルマガを中国語で配信し、すでに16,000人の読者を集めている。名古屋本社の他、東京虎ノ門、中国上海市にも現地オフィスをもつ。著書に、『当たり前だけどわかっていない経営の教科書』(明日香出版社)などがある。
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